2002年度バラエティープランナー大賞⑤


自由部門番組企画書



      タイトル
新しい知(仮題)



<企画意図>

情報化社会になって数年、現在日本では、あらゆる分野で誰も思いつかない斬新なアイデアが求められています。

では、斬新なアイデアはどうすれば出やすいのでしょう?

例えば未だかつて放送されたことの無いテレビの企画案が求められているとします。
普通なら、プロの売れっ子放送作家を数人集めて会議をします。
しかし、このような方法だと、過去ヒットした番組に少し似た番組や、少々風変わりであってもテレビという枠に囚われたアイデアが出がちなのです。

そこで、全くテレビ業界と無縁な人、なんならテレビが嫌いでテレビを全く見ない人を中心に構成会議を進めるのです。
素人の思いつきは馬鹿にはできません。
きっと何本かはホームランを打つことでしょう。

さあ、様々な分野に新しい知(血)を導入しようじゃありませんかっ!!



<番組概要>

 ・放送時間    深夜レギュラー30分枠
           オールVTR構成

 ・視聴対象      ヤング

 ・番組種別    視聴者参加型バラエティー



<企画内容>

これは、ある分野に無縁な人々が、その分野で求められている斬新なアイデアを出す過程を、企画会議を通して視聴者に余す所無く伝える番組です。

番組には、会議のテーマとなる分野の玄人1人(司会進行役)と、年齢、性別、職業、性格が様々な8~10人ぐらいの一般人が出演します。もちろん子供や老人も含みます。

収録は某会議室のみで行われます。

・例えば、求められているアイデアが斬新なテレビ企画案の場合

最初に普段のテレビ企画会議の模様のVTRがダイジェストで流れて、企画会議がどういうものかが説明されます。

1人のプロの放送作家が会議の進行役を務めます
8人~10人ぐらいの一般人にテレビ企画会議をのびのびとしてもらいます。
とりあえず1つの番組企画書ができるまで会議は続きます。
企画書が完成したらその内容を紹介、番組化を検討します。
次週からテーマと参加者が変わります。

以上のように会議中心で番組は進みます。

会議のテーマとなるのは商品ネーミング、広告のコピー、商品開発、ゲームシナリオ等アイデアを必要とするものです。
アイデアを必要としている会社に協力する番組でもあるのです!

番組内で名物キャラや知性あふれる人材が発掘されるのも期待されます!!



《今思ふこと……》

 当番組のゴールは、プロのフィールドを超越した斬新な企画が生まれてそれが形になることであるが、
 真の目的は、様々なアイデアが提案されつつそれについて話し合う過程を見せることで、視聴者を楽しませるところにあるといえよう。

 一般人が、到底実行不可能なアイデアや、時にふざけたネタを提案しても、それを一蹴せずに真面目に議論するのは大事だ…可能性を考えずに否定してはいけない。


※企業の皆さまへ
 新商品の開発会議に、一般人を参加させてみて自由な発言をしてもらってはいかがでしょう?
 専門家と異なる視点の思いもよらないアイデアが手に入るかもしれません。
 柔軟な発想と思考力を備えた小学生を参加させてみるのも面白いと思います。

「僕を会議に呼んでくださいっ!!」




↓テレビもアイデアの宝庫↓
『盗み力 単行本(ソフトカバー) – 2006/9/30
(編集) (著), ナイスク企業支援事業部 (編集)』

 めちゃイケからは『無茶な企画を可能にする』スキルを、
 ジャンクスポーツからは『ギャップを使った自分の魅せ方』スキルを、
 水戸黄門からは『マンネリから生まれる安心感や効率』のスキルを、
 うたばんのテロップからは『ビジネス文書のデザイン』スキルを・・・
学べる!!

 51番組を例に、ビジネスや恋愛で活用できる51のワザを紹介。


↓なんちゅうタイトルやっ!↓
『アイデアをいただいてしまえ!―模倣はこんなにクリエイティブだ 単行本 – 2003/3
スチーブ リブキン (著), フレイザイー サイテル (著), Steve Rivkin (原著)』