採用されるテレビ企画書とは

 テレビ企画書を書くにあたって、初心者が陥り易いことがあります。

それは、

長い文章程良いという先入観

です。


そもそも企画なんてものは、

論文じゃない。

小説でもない。


ただでさえ忙しく、

寝不足で、

血糖値や尿酸値の

数値が異常な、

テレビを製作していらっしゃるお偉い方々に、


長い文章を読む暇が、

あるわけないっ!


長いうえに

つまらない文章が

たらたら
たらたら

なんて、

言語道断っ!!



求められているのは、


興味深い発想を簡潔な形にしたもの。


 あれこれごちゃごちゃした説明が要る企画は、 あまり良いものではありません。

 なぜなら、テレビ企画が分かりにくかったら、完成したテレビ番組も分かりにくいから、誰も見ない。


 長文や説明が必要な発想が生まれたら、それはテレビ企画で使わずに、小説や哲学書や研究論文または特許などで使用しましょう。そしたら1人で丸儲けです。


テレビの場合、

A4一枚に収まれば御意!




……なんてことを自分が体で覚えたのは最近ですから、
2001年度バラエティープランナー大賞に応募したものは、
 箸にも棒にもかからない代物ですが、
 悪い例として参考にしてみて下さい。






 個人的には、情報を抱え過ぎていて整理できない人に薦めたい本です。情報の優先順位のつけ方を学べます。
 ビジネス企画書を作成する必要がない人々にも薦めたい。自分のやるべきプランを一枚の企画書にまとめることで、無駄なき核心を見い出すことができます。

『企画書は1行 (光文社新書) 新書 – 2006/6/16
野地 秩嘉 (著)』


『鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ 単行本 – 2003/10/1
パトリック・G. ライリー (著), Patrick G. Riley (原著), 池村 千秋 (翻訳)』